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ABUS製品
メンテナンスについて
金属製部品で構成されているABUS南京錠は、使用環境・期間・頻度などにより、サビや部品同士の固着が生じる場合があります。
長くご愛用いただくために、メンテナンスを行う時期や目安、メンテナンス方法をご紹介します。
南京錠には定期的なメンテナンスが必要
メンテナンスなしの場合
長期間、メンテナンスを行わずに放置状態となった南京錠は、水分やチリの侵入やサビが発生することで部品同士の固着が生じる場合があります。
そのため、「シャックルが動かない」「キーが差し込めない」「シリンダーが回らない」といった不具合が生じてしまいます。
メンテナンスありの場合
月に1〜2回を目安に、定期的に南京錠をメンテナンスすることで、侵入した水分やチリ、サビによる部品同士の固着を軽減させ、製品を安心かつ安定してご使用いただけます。
ABUS南京錠のメンテナンスにおすすめの潤滑剤
メンテナンスを行う際は、ABUS純正の潤滑剤PS88を使用することをおすすめしています。
この潤滑剤PS88をご使用いただくと、金属同士の固着を防いだり、砂やホコリなど異物を洗浄したり、潤滑剤成分で表面に層を形成してサビを防止するなど、潤滑・洗浄・防サビの3つの効果が得られます。ABUS南京錠のお手入れに適した潤滑剤です。
ABUS錠前潤滑剤 PS88はこちら
シリンダー式南京錠のメンテナンス方法
STEP1:メンテナンス前の準備
ABUS純正潤滑剤PS88に付属するノズルをスプレー本体に取り付け、キャップ(上フタ)を外します。併せて、潤滑剤の拭き取り用に、柔らかい布やティッシュなどをご用意ください。
STEP2:シリンダー部へ潤滑剤を塗布する
南京錠のシリンダー(鍵穴)部分に、潤滑剤を吹き付けます。ワンプッシュずつ様子を見ながらスプレーしてください。
※潤滑剤があふれたら、ティッシュなどで拭き取ります。
STEP3:キーを抜き差ししてなじませる
シリンダーにキー(カギ)を抜き差しして、塗布した潤滑剤をなじませます。
STEP4:シャックル部へ潤滑剤を塗布する
南京錠のシャックル(吊)の穴の溝に潤滑剤を吹き付けます。少しずつプッシュしながらスプレーしてください。
※潤滑剤があふれたら、ティッシュなどで拭き取ります。
STEP5:シャックル部に潤滑剤をなじませる
シャックルの溝から吹き付けた潤滑剤が内部へなじむように、少し時間を置きます。
STEP6:施錠・解錠確認する
キー(カギ)をシリンダーに差して回し、施錠・解錠が行えるか、動作を確認します。
※施錠・解錠できない場合は、キー(カギ)を回す・抜き差す、シャックルを動かす、キーを回した状態でシャックルを引っ張る・押し込むを何度か繰り返してください。
無事に施錠・解錠ができればメンテナンス完了です。
改善しない場合、STEP2からやり直すか、潤滑剤がなじむまで時間をおいて再度ご確認ください。
ABUS南京錠のメンテナンス動画もご紹介しています
ABUS南京錠のメンテナンスQ&A
- ABUS純正の潤滑剤以外でもメンテナンスは可能ですか?
- 市販の他社製潤滑剤やスプレーをABUS製品にご使用されると、性能の低下や動作不良の原因となります。必ずABUS純正の潤滑剤 PS88をご使用ください。
- 表面の汚れを落とすにはどのようにすればいいですか?
- サビや汚れが付着発生している箇所に純正潤滑剤PS88を吹き付け、少しおいてからクリーニングクロスやティッシュなどで拭うように洗浄することをおすすめします。
- どのくらいの頻度でメンテナンスを行えばいいですか?
- 月に1〜2回程度を目安にメンテナンスいただくことで製品を長くお使いいただけます。
また、長期間動かさないでいると、砂埃や水分などで固着が起きやすくなります。
必要がない場合も、メンテナンスの一環として定期的な施錠・解錠操作をおすすめいたします。